新たな住まいに希望したのは何よりも冬の暖かさ
農業を営むKさんご夫妻。畑の近くで暮らしていたものの、長男の小学校入学を控え、生徒数の多い学校に通わせたいと考えて、学区変更を目的に引っ越しと新築を決意しました。「冬の寒さに悩まされていたので、新しい家は暖かい家が第一条件でした」と、Kさんが手に取ったのがアース21の本でした。
「知人が地域工務店で家を建てたのですが、木をふんだんに使った居心地のいい家でした。ハウスメーカーも何社か話を聞きましたが、いずれも設計の自由があまりなく、だったら私たちも工務店で家を建てようと決めました。アース21は高性能な家をつくる工務店が掲載されているのでとても参考になりました」とKさん。「すぐに相談できる距離感」を念頭に地元の工務店を探そうと雑誌をめくり、目に留まったのが伊藤工務店でした。
「適材適所に木を使った雰囲気も好みで、性能面へのこだわりもあり、この会社となら暖かくて快適な家をつくることができると思いました」とKさんは決断。スーパーが近いなど利便性も良く、学区変更も叶えた理想の土地を見つけ、Kさんご一家の家づくりが始まりました。
小さな不便を解決し日常の動作をコンパクトに
旧居は1階が作業場で、2・3階に居室と寝室が振り分けられた3階建て。「幼い子どもを抱えながら上下階を行き来するのがとても大変でした」と話す奥さんが希望したのは「暮らしの動作をコンパクトにする」ということ。2階は子ども部屋だけで構成し、1階に寝室を配置して暮らしの中心を1階に集約させました。子どもの独立後は平屋的に暮らせるように計画したといいます。
帰宅後はすぐに手を洗い、そのままパントリーを介してキッチンに行けるように動線も整理。キッチンとダイニングを横並びに配置して、料理や配膳、片付けといった一連の流れをスムーズにするなど、新居は奥さんの日々の暮らしに寄り添った配慮が随所になされています。
「私も一緒に農作業をしているので、家事の負担をなるべく減らしたいと考えていました。伊藤工務店は細かな要望をしっかりと受け止めてくれるので、とても嬉しかったです」と奥さん。同社は柔軟な姿勢で日常の小さな不便を一つひとつ解決し、Kさんご家族の暮らしをどんどん快適な方へと導いていきました。
2×6+高断熱が叶える年中快適な住まい
2022年2月に完成した新居は、2×6工法の高性能住宅。2×4工法よりも壁厚があるため、約1.6倍の断熱材の充填が可能で、高い断熱性能を実現できます。
Kさんご家族は、引っ越し早々にその暖かさを実感したといいます。「玄関を開けたら暖かい空気が迎えてくれるんです。お風呂場も暖かくて快適。あえて窓を開けて露天風呂気分を楽しんでいるんですよ」とKさん。暖かな家は仕事で疲れた体を優しくほぐしてくれます。
また、Kさん宅は第3種換気で、湿度を感知して必要な場所を必要な分だけ換気するデマンド型を採用。無駄がなく省エネ効果が高い快適な空気環境をもたらします。「空気はいつも新鮮で、冬はパネルヒーターの温度を一番低い設定にしてもまったく問題ありませんでした。夏もエアコンの稼働は数える程度なので経済的です。玄関に扉がないのに、どうしてこんなに暖かいんだろう、と今だに不思議に思っているんですよ」と嬉しそうに笑う奥さん。年中快適で暮らしやすい理想の住まいで、家族の時間を楽しむKさんご一家でした。