子育て後の暮らしも考えたZEH仕様の田園の家
株式会社 岡本建設
鹿追町・Uさん宅
「できる限り早くマイホームを建てたい」と考えていた農家の3代目であるUさん、2018年の結婚を機に家づくりは具体化していきました。ご夫妻は、子育て後は1階のワンフロアで心地よく暮らせる平屋風の住まいを希望。住み心地を左右する住宅性能には、コストを十分にかけたいと考えていたといいます。岡本建設は、太陽光発電を採用したZEH仕様の住まいを提案。「イニシャルコストに投資しても、長い目で見ると経済的だと思いました」とUさん。
2020年8月、畑に囲まれた宅地に新居が完成。ナラ材を生かした造作を随所に施した住まいは、温かく落ち着いた雰囲気です。パントリーや洗面、ユーティリティなどには、収納がたっぷりと設けられています。「照明やタイルなどは自分たちで選んだものなので、住まいへの愛着が一層わきました」と、奥さんも嬉しそうに語ります。
晴れた日には陽射しがたっぷり射し込む室内は、冬でも暖房いらずの暖かさだそう。「光熱費も、旧居と比べると半分から3分の1程度。暖かく、美しい最高のわが家ができました」と、Uさんは満足そうに笑顔で語ってくれました。
レッドシダーを張った屋根なり天井が心地よい広がりをつくり出すリビング。壁付けテレビの下の収納は造作。家具も、木質感あふれる室内の雰囲気に合わせて選んだ
奥さんの要望で、育児スペースとしても活用できる小上がりの和室をリビングに隣接して設置
キッチン背面には、ナラ材を用いた造作収納を設置。ゴミ箱も収納の中にすっきりと収まっている。ダイニング・キッチンの横には、造作カウンターを設えた事務スペースもある
キッチンからはリビングや和室が見渡せ、子どもの様子にも目が届く。冬の晴れた日はリビングの大開口から入る陽射しだけで、十分に暖か
リビングに隣接して、造作のクローゼットを備えた寝室を配置
1階のトイレは、造作の手洗いカウンターを備える
造作収納を設けた洗面台には、奥さんが選んだタイルや照明を採用。「内装は思っていた以上に造作が多く、満足度の高い家づくりができました」と奥さん
ユーティリティには衣類やタオル、洗剤などを収める造作収納も充実。最も陽当たりの良い南側には、室内干しスペースが設けられ、時間や天気を気にせずに洗濯物が干せる
Uさんの要望で、農作業用の衣類や靴の脱ぎ履き、汚れた作業着の洗濯などを行う裏玄関も設置。水まわりへ最短の動線で結ばれている
腰壁とタイル、アイアンの外灯がクラシカルな雰囲気を漂わせる玄関ポーチ
太陽光発電パネルを搭載した三角屋根と腰壁、塗り壁が和モダンな印象を与える外観。今後、外まわりをゆっくり整えていく予定